2017.07.06
今日は暑いですね!
でも九州、中国地方はすごい雨で心配です。
今後もこんな異常気象が続くのかと不安に思う後藤です。
さて、最近、歯科界の話がいろんな媒体を通じて報じられています。
昨日は、朝の情報番組の とくダネ でやっていました。
その話題は『滅菌』について。
歯科では虫歯の除去などでタービン(切削器具)を使います。
そのタービンを患者様の治療後、どうしているか?という話。
タービンを患者様ごとに滅菌しているかどうかという論点。
当然、滅菌するべきですし、陽のあたる歯科では開院当時から下の写真にあるような専用の滅菌器を導入しています。
タービンの滅菌器で、しっかりと滅菌できるのは、下の写真のような専用の滅菌機とガス滅菌で、どこの医院さんでもあるような滅菌器(オートクレーブ クラスBは除く)では表面は滅菌できても、内部は滅菌できません。
しかし、今回の調査のくくりは、
①患者様ごとに滅菌している
②症例によって滅菌している
③消毒のみ
④何もしていない
だったと思います。
だから、滅菌の内容までは気にしていないし、報道でも、滅菌の内容によって滅菌効果に違いがあることも触れていませんでした。
では、同じ質問を飲食店でしたらどうでしょうか?
同じお口に入る物というくくりで聞いてみたら、滅菌している店舗はほぼ0でしょう。
食洗器は滅菌器ではありません。
食器洗いであれば除菌ができる洗剤はもあるじゃん!
・・・であれば、タービンの表面の消毒と同じレベルですよ。
そして、歯科では、ほとんどの細菌、ウイルスを死滅させることができるレベル(限りなく滅菌に近いレベル)の特殊な消毒液もあります。
何で歯科だけ目の敵にされてこうもたたかれないといけないのでしょうか。
だからといって、滅菌を不十分でいいかというわけではありません。
必要だと感じたので、開院時からタービン専用滅菌機を導入しているのですから。
全ての医院がきちんと滅菌できるようになるには国の医療費を見直さないといけないと思います。
今のままでは、本当の感染予防を行うと、赤字経営になりかねない。
だって日本の歯科の初診料は、10割負担としても、アメリカの10分の1以下ですから。
東京では歯科のworking poorとなる歯科医院もあります。
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話が大きくそれてきました。
間違いなく言えるのは、陽のあたる歯科では、基本セット、エアーの先、タービン、削る器具など、お口に入れるものは、全て患者様ごとに滅菌しており、問題ありませんのでご安心くださいませ!
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