2015.12.02
12月になりました。
今年もあと1ヶ月をきりましたがやり残したことはありませんか?
今年の目標体重維持を何とかキープできそうな後藤です。
でもこれからの忘年会シーズンが怖い・・・
さて、今回は何回か書いたことのある内容です。
・・・ってことは、すご~く重要、大切な事なんです。
今回も患者様から改めて気付きを頂きました。
それは、『定期的に通わないといけない』、『治療の中断はいけない』という事。
「今日で治療が終了になります。」と言われたら、
「もう歯医者なんかに行かなくてもいいや! 良かった良かった!」と思う方も多いのではないのでしょうか?
でもそのあとに、「頑張って悪いところを治して、今度からは悪くならないように維持していくように、定期的にチェックに来てくださいね。」と言われたら皆さんはどうお思いでしょうか?
「めんどくさいし行かなくていいや!」ですか?
「忙しいし時間ができた時に行けばいいや!」ですか?
「何回も来させて診療代を払ってもらいたいだけじゃないの?」ですか?
「せっかく治したのだからもう悪くしないように定期的にチェックしていこう!」ですか?
思いは人それぞれです。
そこをどうこう言うつもりはありません。
ただ、知っていてほしい事はあります。
それは、虫歯も、歯周病も、悪くなった原因は細菌によるものだという事!
だからお口の中から細菌を無くせば悪くなることはありません。
しかし、これは、歯科治療にかかわる者全ての夢であって現在では不可能な事なんです。
そして、細菌は環境によって変化していきます。
細菌にとって住みやすい環境があれば、細菌はどんどん増えるだけでなく、強化していきます。
細菌にとって住みにくい環境であれば細菌数も減り、衰弱していきます。
現在の歯科治療(虫歯、歯周病)の全てが細菌の衰弱を目指す治療になっています。
細菌が住みにくい環境を作り、細菌が強化されないよう掃除して細菌数を減らしていく。
でも、治療を中断した場合は、状況によっては細菌が住みやすい環境になってしまっている場合もあるし、定期的にチェックしない事で、お口の中の細菌が衰弱していないかもしれません。
治療終了して半年で虫歯ができる・・・
よくあります。
治療中断して半年後に来院。 状態が悪くなりすぎて抜歯・・・
よくあります。
歯医者に行く時だけ磨いて、家では磨かない。 毎回歯磨きすると出血する・・・
よくあります。
被せ物の型取りして中断。 もう一度被せ物を入れたいけどスペース不足のため被せ物が入れれない・・・
よくあります。
ですので私たち歯科医療従事者の思いは1つ。
『お口の健康を維持していくためには、早い年代から定期的にチェックしていきましょう!』
と、いう事。
絶対にダメなのは治療の中断です!
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