院長コラム

定期健診の必要性 -定期健診はみよし市の陽のあたる歯科

2015.03.04

3月になりました。

 

今年度ももう終わりです。

 

4月から新しい年度が始まり、職場でも大きく環境が変わるのではないでしょうか?

 

陽のあたる歯科でも新入社員が増える予定で、今からワクワクしている後藤です。

 

 

 

さてさて、今回は少し真面目な話。

 

『定期健診』についてです。

 

皆さんは、

 

①治療が終わったからしばらく悪くならないだろうから歯医者に行かなくていいや!

②せっかく良くなったから、悪くならないように定期的にチェックしていかなきゃ!

 

どちらのタイプでしょうか?

 

 

①の考えの方がまだまだ多いのではないでしょうか?

 

 

陽のあたる歯科は開院してあと数ヶ月で5年になろうとしています。

 

その間、様々な患者様の治療後の経過を診させて頂きました。

 

その結果、

 

「定期健診を続けている方は、悪くなる程度が低い」という事が分かってきました。

 

分かったというか、再確認ですね。

 

世界的な論文でもこのことは報告されているのですが、全くその通りでした。

 

虫歯や歯周病が進行しており、多くの歯を治療した場合、お口の中の環境(細菌レベルで)はすぐには良くはならないようです。

 

定期健診でお家でのケアの確認をし、専門家(歯科衛生士)によってしっかりとプラーク(歯垢)除去をしてもらい、歯科医師による口腔内のチェックをする。

 

これを繰り返すことで、徐々にお口の環境が良くなり、悪くなりにくいお口へと変化していきます。

 

これを怠り、痛いときにだけ来る場合は、強烈に悪さする細菌がまだおおく存在しているのか、悪さする力が弱まらないのか分かりませんが、虫歯ができたりします。

 

または前回の時に気付けないくらいの小さい虫歯が残っていて、そこが進行しているのかもしれません。

 

しかし、早い段階で気づけば、もちろん早く治せるし、削る量も少ないし、治療費も安くなります。

 

 

1つ、陽のあたる歯科での症例報告です。

 

初診は4歳くらいだったでしょうか。

 

歯に痛みがありましたが、歯医者が初めてで治療できなかった男の子。

 

乳歯のほとんどに虫歯があり、その時の診断で、6本神経を取らないといけないくらいの大きさの虫歯が存在していました。

 

治療の工程は割愛しますが、時間をかけて虫歯の処置をしました。

 

無理矢理の残した歯もあります。

 

一通り虫歯の処置を終了させ、次回から定期健診に移りました。

 

しかしそこで虫歯が数本。

 

また虫歯の治療をし、終了して次回は定期健診。

 

しかしまた虫歯が発見。 でも本数は少なくなりました。

 

・ ・ ・ その男の子も今は8歳。

 

ここ1年半は虫歯の治療をしていません。

 

永久歯に生え変わった歯はまだ虫歯になっていません。

 

虫歯になりそうな気配が今はしないんです。

 

年齢の割には上手に歯を磨き、親による仕上げ磨きもあまりしなくてもいいくらいになってきています。

 

 

歯科医師をやってきて、こんなに嬉しい事はありません。

 

 

皆様がこの男の子のように、歯に興味をもち、『自分で歯を守る』という意識になって頂けるよう、私たちも全力でお手伝いします。

 

 

今回は長くなりましたが、『定期健診を続けることは大事だよ』という話でした。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

投稿者:陽のあたる歯科(hinoataru.com)