2016.02.12
そろそろ花粉の時期。
スタッフを見ていていつも辛そうだなと思っている、陽のあたる歯科 後藤です。
今回は皆さんからよく聞かれる質問についてです。
「歯医者って、何であんなに通わないといけないの?」って、言われることがよくあります。
確かに内容によっては治療回数はかかる場合があります。
しかしそれ以外の理由は大きく分けて2つ。
1つ目は、保険診療のせい。
聞こえが悪くなってしまいますが、保険治療ではどんな内容でも行っていいわけではなく、ルールが存在しています。
例えば、ある治療とある治療の間はどのくらいあけなければならないとか、1度に行えるのは何本までとか・・・
また、保険診療は、保険医しか行えない診療で、全国共通の保険点数です。
ですので、極端に高い点数だと、『不正請求』とか『架空請求』とかの疑いがかかり、指導の対象になることがあります。
これをさけるために歯科医院の多くは保険診療で行う場合、平均点(県単位での平均点)付近になるように、治療する歯の数をコントロールしているのが現状です。
2つ目は、予定していた患者様がキャンセルになった場合。
例えば、ある患者様の治療を5~6本まとめて予定をたてたとします。
内容にもよりますが、付きっきりで大体の治療時間は1~1.5時間かかると思います。
仮にこの患者様がキャンセルになったらこの時間が暇になってしまいます。
あらかじめキャンセルが分かっていれば数人の予約が入るわけで・・・
経営の事を考えるとキャンセルが怖くてまとめて処置を行う事ができないのではないでしょうか。
一般的にこういった理由が考えられると思います。
決して故意的に回数を多くしているわけではありませんよ。
今回はよく耳にする質問からコラム書いてみました。
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