2016.02.16
春一番が吹いたと思えば今度は急に寒くなり・・・
体調もすっきりとしない後藤です。
皆さんも体調管理に気を付けてください。
さて今回は虫歯の話。
『歯』が存在していれば虫歯になる可能性はあります。
たとえ被せ物を入れたとしてもですよ。
下の絵を見ていただくと、歯の構造が分かると思います。
一般的にお口の中で見えている歯は『エナメル質』の部分です。
エナメル質は体の中で一番硬い部分です。
虫歯のバイ菌は、この硬い歯を溶かすのだから凄いと思いませんか?
・・・ってか、今回はバイ菌ではなく、虫歯の話でした。
バイ菌によって溶かされた歯は、どんどん穴があいていきます。
少しずつ、少しずつ・・・すこ~しずつ・・・
表層から深部に向かって円錐状(深部が円錐の先端)に進行します。
そしてエナメル質表層から深部に向かって進行していくと、象牙質に到達します。
この象牙質はエナメル質と比べるとはるかに軟らかい!
ここでの虫歯の広がりは激しいです。
象牙質に到達した虫歯は神経に向かって進行していくとともに、横にも広がりを見せます。
そしてエナメル質内の虫歯の進行より、はるかに速いスピードで進行します。
下の絵の赤い分は虫歯の広がりを簡単に書いたものです。
お分かりの通り、歯の表面の虫歯の大きさよりもエナメル質と象牙質の境目での広がりの方が大きくなっています。
虫歯をしっかりと除去するためには、虫歯の上にのっているエナメル質を除去しなければなりません。
ですので、「歯医者に行ったら大きく削られた!」となってしまうわけです。
虫歯ができやすい所は何処でしょう?
・・・答えは、『歯磨きしにくい所』です。
「当たり前じゃん!」と言われるかもしれませんが、実際にそうなんです。
ですので歯科医院でチェックしてもらい、指導してもらい、キレイにしてもらわないといけません。
定期的なチェックは必要なんです!
お家で意識して磨いてもらうとしたら・・・
1、歯と歯の間
2、歯の根元
3、一番奥の歯の、奥の面
・・・ですかね。
慢性的にゆっくりと進行する虫歯は痛みを感じないこともあります。
何事も、早期発見・早期治療ですよ!
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