院長コラム

自費の被せ物 -白い被せ物はみよし市の陽のあたる歯科

2014.05.24

最近歯科医師会の委員会の会議で医院の休みを変更しており、皆様にご迷惑をおかけしていることを申し訳ないと思っている後藤です。

早速ですが、前回は保険の被せ物についてコメントいたしました。

今回は自費の物についてコメントしたいと思います

自費の被せ物の材料の種類としては、セラミックスハイブリット金(ゴールド)があります。

陽のあたる歯科のセラミックスは大きく分けてオールセラミックのジルコニア、e-max、セレックの3種類と、金属フレームにセラミックスをくっつける電鋳メタルボンド、メタルボンドの2種類、合計で5種類あります。

3種類はセラミックスの硬さと色の違いですかね。

まずジルコニアは、非常に硬いセラミックスです。僕らが調整するのも難しいくらいの硬さで、F1のブレーキにも使われているくらいの素材。なのでスペースがない場合にも適応されますが、問題があるとしたら色です。白色ではありますが、歯の白色とは違うものなので、見た目が気になる部位での使用は難しいかもしれません。(しかし、銀か白かの選択であれば良いかもしれません)

e-maxは従来のセラミックスの硬さよりも硬い材料です。ただしジルコニアよりは硬くありません。従来のセラミックスよりも硬いため、『セラミック部分が欠けた』なんてことは少ないです。(全く欠けないわけではありません)
e-maxは色も自然な感じに作ることができる為、最近では多くの症例に使われるようになっています。

セレックはセラミックスのブロックを機械が被せ物の形に削るものです。技工士さんが作らなく、材料費の安くできる為、従来のセラミックスの被せ物よりも価格を抑えて提供できます。
しかし、e-maxよりも硬くないため、咬み合わせの力に耐えられるよう、土台となる歯を多く削る必要があります。
ブロックにも何種類もの色があるため、それを実際の歯と比較することで色を合わせることも可能です。

ハイブリットはセラミックス80%と樹脂20%が混ざったもの。

セラミックスよりも安く白い被せ物を入れることができますが、セラミックスよりも硬くはなく、少しずつ削れていくのが特徴です。特に奥歯のような大きな力が加わるようなところでは咬み合わせの部分が平らになってしまうこともあります。
また、樹脂が入っているので年数の経過とともに色の変化が起きています。保険の前装冠ほどではありませんが、歯につけた瞬間の色と、数年経過した色とでは違ってきます。

ゴールドはその名の通り金です。

金属なので前歯には使えませんが、適合が良かったり、日々その場所で食べることでなじんでもきます。歯を削る量もセラミックスやハイブリットと比べるとはるかに少なく、神経を残すことも可能になってきます。
しかし、熱を伝える能力が高いため、神経が過敏な方はしみる症状が出ることもあります。

以上が自費の被せ物の簡単な説明になります。

歯は削らない方が良いのですが、削らないといけなくなった場合には、保険の被せ物を含め、何かを選択しないといけなくなってきます。

その時はコーディネーターと一緒に被せ物の選択をしていきましょう!

投稿者:陽のあたる歯科(hinoataru.com)