2014.02.14
喉の調子が悪く、咳き込んでつらい後藤です。
風邪ですかね?
体は全く問題ないのに喉(咳)だけ・・・
さて、今回はインプラントの話。
何年前ですかね?
インプラントの話題が多く出てきたのは・・・しかも悪い方の話。
確かにインプラントは、生体ではない材料を体に埋め込むわけですから、正しい使い方をしない、あるいは無理な症例に行うと予後は悪いです。
しかし、インプラント治療が開始されて50年以上の歴史があり、今のようなチタン製のインプラントになってからも30年以上の(もっとかなぁ?)歴史があります。
ただ歴史があるだけではなく、その間にいろいろな研究がなされてきました。
どうして骨にくっつくのか?
インプラントの周囲の組織は、本来の構造とは違うのか?
角度を変えて負荷をかけた場合はどうなるのか?
インプラントを入れたら歯周病にならないのか?
骨がないところにはできないのか?
などなどなど・・・。
材料もいろいろ変化してきました。
現在のチタンになってからでも、表面のコーティング性状、形、システムなどなどなど・・・。
陽のあたる歯科では、アストラテックインプラントシステムを採用しています。
メーカー名は右下に載ってます。
インプラントメーカーには4大メーカーというものがあって、その中の1つです。
最近ではこの4大メーカーのものと類似した商品で安価に手に入るものもありますが、4大メーカーほどの長期症例を持っていないため、陽のあたる歯科では『安心』を優先し、このメーカーを使っています。
ですので、治療費は若干高いかもしれませんが、価格戦争に左右されず、安心で確実な治療を提供しようと考えております。
インプラントはいい治療法の1つと言えます。
「抜いてインプラントを薦められた!」と言われる患者様もおられます。
確かに高額な治療法であることは間違いありません。 保険対象外ですので。
しかし、ブリッジの治療法ですと、保険であれば7年、もって10年。 自費のものでももって20年。 (あくまでも平均値ですけど)
インプラントは土台の部分はもてばずっともちます。
上部の被せ物は、保険や自費のものと同じだけの耐久性ですが、被せ物だけでやり替えができます。
ブリッジはもう1度削って、場合によっては神経をとってから治さないといけません。
神経をとった後に根が折れてしまったら・・・抜歯。
そういうことを考えると、インプラントはいい治療の1つと言えます。
だからと言って、すべてインプラントがいいとは言えません。
お口の中の状態、お口の中の清掃状況、骨の状態、上下の咬み合わせの状態、全身的な状態・・・
いろいろなことを考えた上でインプラントが有用だと判断した場合にお薦めします。
逆に、患者様が希望されても行わない場合もありますし、実際にそうしたこともあります。
あくまでも、インプラントの有用性が高い場合に。
過去にありました。
『ここにインプラントがうてていれば、今、これほど歯を失うことはなかったのに』と思ったことが。
人は咬みやすい方で咬もうとします。
歯が無くなれば、歯がある方で咬もうとします。
そうすれば咬みやすい方が過重負担となり、新たなトラブルの原因となります。
こういった説明を陽のあたる歯科ではしっかりと行うように心がけています。
インプラントは歯科界の夢の治療ではありません。
しかし、夢の治療が生まれるまでの間では優位な治療と言えるでしょう。
悩みをお聞かせください。
我々としっかりと、ゆっくりと考え治療法を導き出しましょう!
今回はちょっと長めでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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