2016.06.27
ご無沙汰しております。
最近、筋トレして少しダイエット効果が目に見えてきた後藤です。
さて、お気づきの方も多いかと思いますが、陽のあたる歯科は増築し、少し広くなりました。
今までは待合室、キッズコーナーが狭く、ご迷惑をおかけしておりましたが、待合室を広くするとともに、キッズルームを作りました。
今後ともよろしくお願いいたします。
今回はこの報告ではなく、少し前ですが、テレビで『虫歯ができやすい人とできにくい人の違いは何?』についての放送がありました。
歯を磨いても虫歯ができやすい人と、歯をあまり磨かなくても虫歯ができない人・・・
確かに大きな違いがあります。
この番組では、大学教授の宮崎先生が解説しておりましたが、番組を見ていなかった方のために少し追加して解説しようと思います。
そもそも人は、虫歯菌がお口の中に存在していなければ虫歯はできません。
では虫歯菌はいつから、どこからお口の中に存在するのでしょうか?
産まれたての赤ちゃんのお口の中には細菌は存在しておりません。
しかし、成長の過程で様々な細菌をお口の中に取り入れて増殖していくのです。
虫歯の細菌は多くは親、そしておじいさんやおばあさんからもらい、お口の中に存在するようになります。
しかしこの細菌には特徴があります。
それは、全ての菌が同じように増殖していくわけではないという事。
つまり、Aの菌が増殖(悪さ)しているときはBの菌はおとなしくて、Aの菌の勢力が収まるとBの菌が増殖(悪さ)するという事。
虫歯菌も同じ。
例えば虫歯と歯周病。
これらも原因は細菌によるものですが、虫歯と歯周病は同時にはなかなか進行していかないんです。
虫歯があり、虫歯菌の勢力が弱まると歯周病菌が悪さしだすといた感じで・・・。
しかし、お口の中には虫歯菌と歯周病菌だけではなく、様々な菌が存在しています。
常在菌といわれるもので、これらの菌が少ないと免疫力が低くなったりアレルギー体質になりやすかったり・・・
虫歯になりやすい、なりにくいは、この常在菌と虫歯菌とのバランスなんです。
菌は早い段階で存在したものがより勢力を確保しようとします。
だいたい3歳くらいまでにお口の中の細菌の構成割合(細菌叢ともいう)が決まってきます。
この3歳というのが『感染の窓』と言われる時期。
お口の中の成長で言うと、最後の乳歯が出てくる時期。
この頃までに虫歯菌の割合が低ければ、虫歯になりにくい人になるわけです。
この時期までに感染しなかったら虫歯ができないと言っているわけではありませんよ。
あくまでも、
『な り に く い』
という事なので。
陽のあたる歯科では細菌検査も行っております。
お気軽にご相談ください。
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