2016.10.06
東海クラシックが終わると『秋本番』という感じがしてくる後藤です。
さて、そんなゴルフ観戦のお誘いを断り、大阪に虫歯予防のセミナーに行ってきました。
この予防の方法は、ここ数年で、アメリカの多くの大学で取り入れられてきているシステムなんです。
日本でこの内容を初めて発表したのが1年前くらいだったと思います。
その時には予定が合わず、1年越しのセミナー参加となりました。
内容を詳しく書くと、すごく長くなりますので、すごく簡単に書くと、『患者様それぞれのリスク状態に合わせて、フッ素を効果的に使っていこう!』という事。
その、リスクを判断する項目であったり、検査に使う器材・器具についても勉強してきました。
そして最も重要なことは、『虫歯は細菌感染症である!』という事。
さらに、『感染した細菌を完全に取り除くことはできない』という事。
いくら虫歯の治療をしたからといって、虫歯の細菌を除去することはできないので、三本以上虫歯があった方は、その後メインテナンスでクリーニングやブラッシング指導を行っていかないと、比較的早い段階で新しい虫歯ができるという論文もあります。
これは十数年診療を行ってきた私の経験でも何となく感じてきたことではありました。
「虫歯治療を終了し、3年何もしない(メンテナンスなし)でいると、ほとんどの方に虫歯の再発を含めた何らかのトラブルが見られる」ということ。
逆に、メンテナンスを続けていく事で、虫歯などのトラブルが起きにくいお口へと変化していきます。
メンテナンスの重要性分かっていただけたでしょうか?
あと、家での虫歯予防はブラッシングとフッ素。
リスクの大きさに合わせてフッ素の使用法を見直すのが必要です。
リスクの大きさについてはスタッフにご相談ください。
またフッ素については詳しく書きますね。
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